甘味料の種類

2012年10月23日
今回は甘味料の種類について、前回よりも少し詳しく書いてみたいと思います。

独立行政法人 農畜産業振興機構 によれば、甘味料は次のように分類されます。(加糖調製品を除く)

face01 甘味料の種類

① 現在使用されている甘味料は、大別すると、糖質系甘味料非糖質系甘味料の2種類に分けられる。

② 糖質系甘味料は、砂糖でん粉由来の糖その他の糖糖アルコールに分けられる。

③ 非糖質系甘味料は、天然甘味料人工(合成)甘味料に分けられる。




次に糖質系甘味料の中で、一般的になじみが薄い砂糖以外の甘味料について簡単に説明します。

face01 でん粉由来の糖及びその他の糖

  でん粉由来の糖にはブドウ糖水あめ果糖異性化糖が含まれ、その他の糖には乳糖のほかにオリゴ糖と呼ばれるものが含まれる。

  ところで、糖質は、その大きさにより単糖類オリゴ糖類多糖類の3種類に分けられる。

① 単糖類は、最も小さい構成単位からなる糖質のことで、ブドウ糖果糖がこの代表である。

② 多糖類は、この単糖類が数十から数千個つながったもので、身近なものには でん粉や寒天、食物繊維などがある。

③ オリゴ糖類は、単糖類が2から20個程度つながったものであり、二糖類である砂糖麦芽糖(マルトース)もオリゴ糖類に含まれる。

しかし、多くのオリゴ糖は消化されにくい性質をもっており、「砂糖とは異なる特性を持った糖」という意味で、これらのみを総称してオリゴ糖と呼ぶことが多い。

多くのオリゴ糖が、低甘味、低カロリー、胃や小腸で消化されずに大腸にまで達しビフィズス菌の栄養源になる、虫歯の原因になりにくいという共通した性質を持つ。

face01 糖質の大きさによる分類




face01 糖アルコール

  糖質に水素を添加(還元)し、化学的に安定させたものである。

天然にも種々の糖アルコールが存在するが、一般的には工業的に酵素反応などによって生産されており、ソルビトールマンニトールマルチトール還元水飴などがある。


  非褐変(かっぺん)性(タンパク質やアミノ酸と加熱しても変色しない)などの性質を持つことから、加工食品に使われている。

また、消化・吸収されにくいため、低カロリー甘味料としても使用される。

多量に摂取した場合には、緩下作用(お腹が緩くなる作用)があるものもある。


face01 天然甘味料


  植物の葉や果実などに含まれている甘味成分を抽出した甘味料である。ステビアのほか甘草(グリチルリチン)、羅漢果などがある。

face01 人工(合成)甘味料

  化学合成により作られる高甘味度甘味料で、低カロリー甘味料として使用される。

食品衛生法に基づく指定添加物である。アスパルテームスクラロースアセスルファムKサッカリンサッカリンナトリウムがある。


次回は個々の甘味料についてふれてみたいと思います。






同じカテゴリー(甘味料)の記事画像
非糖質系甘味料
糖度
糖アルコール
「その他の糖」に属する甘味料
砂糖と砂糖以外の糖質系甘味料
甘味について
同じカテゴリー(甘味料)の記事
 つぶあん、こしあん、生クリームの甘さの違い (2014-12-07 15:41)
 非糖質系甘味料 (2012-11-23 16:32)
 加糖調製品 (2012-11-12 23:14)
 糖度 (2012-11-11 20:53)
 糖アルコール (2012-11-05 18:43)
 「その他の糖」に属する甘味料 (2012-11-02 21:01)
Posted by 安儀製餡所 at 20:48 甘味料コメント(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

ページトップへ