さて、たくさんあった砂糖以外の甘味料も今回で最後となります。
非糖質系甘味料は大きく、天然甘味料 と人工(合成)甘味料に分類されます。
独立行政法人 農畜産業振興機構 より
非糖質系甘味料の特徴
天然甘味料
人工(合成)甘味料
非糖質系甘味料のエネルギー換算係数と甘味度
非糖質系甘味料の特徴は砂糖と比べて低カロリーであるとともに甘味度が極端に高いということです。
非糖質系甘味料の用途および市場動向
天然甘味料
人工(合成)甘味料
非糖質系甘味料の問題点
水分活性
仮にステビアを使って 並あん を作るとします。
配合は、前回説明したように通常 生あん 100kg(生あん の含水率 60%で水 60kg、でん粉 40kg)
、砂糖 60kg で、 とすると 出来高 155kg となり、Brix糖度計で51~53度であがります。
この場合濃度は
{砂糖(60kg) + でん粉(40kg)} ÷ 加糖あん出来高(155kg) × 100 =
65%
これを砂糖を 100% ステビアで置き換えれば、甘味度 は砂糖の300倍ですから 200g で十分です。
実際の濃度は {ステビア(200g) + でん粉(40kg)} ÷ 出来高95kg × 100 =
42% となります。
つまり、水分活性が極端に高くなってしまい、商品として日持ちがしなくなる、言い換えると 傷みやすくなる ということです。
また、これを防ぐために保存料(食品添加物)を使うということになります。
極端に高い甘味度
後、もう一つは、甘味度が砂糖と比べて極端に高いことです。だいたい砂糖の300倍の甘さ など私には想像できません。
これは味蕾(みらい)にある甘味受容体を300倍刺激するということです。
最近は砂糖を白眼視する記事をよく目にしますし、なかには麻薬のように扱っているものもあります。
この中には天然甘味料の低カロリーをもって砂糖の代替として推奨しているものが多いのですが、はたしてどうなのでしょうか?
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Posted by 安儀製餡所 at 16:32
甘味料
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