今回は
賞味期限の続きについて書いていきたいと思います。
その前に以下の記事が新聞に載っていたのをご存知でしょうか?
2012年2月 2日
JR西日本は2日、大雪の影響でJR北陸線武生駅(福井県越前市)に停車していた
特急の乗客に、賞味期限を1週間過ぎた栄養食品143箱(1箱2本入り)を配ったと発表した。
一部の乗客は食べたが、体調不良などの報告はないという。
同社によると、2日午前10時20分頃、和倉温泉発大阪行き特急
「サンダーバード12号」(乗客約170人)が1時間遅れで同駅に到着。
除雪作業で出発できなかったため、正午頃、駅員が災害に備え、備蓄していた栄養食品を配った。
約40分後、賞味期限が1月26日だったことに同駅員が気付き、
すでに出発していた特急が次に停車する敦賀駅に連絡。
未開封の62箱を回収したが、81箱は乗客が食べた後だった。
(2012年2月2日20時12分 読売新聞)
これに対しJR側は次のように謝罪しています。
北陸本線武生駅 賞味期限を過ぎた非常食を配布した事象について
平成24年2月2日12時頃、大雪のため北陸本線武生駅でサンダーバード12号乗車中のお客様に対して配布した非常食の賞味期限が過ぎていたことが判明しましたので、お知らせいたします。
お客様に、多大なご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。今後、同じような事象を発生させないよう、再発防止に努めてまいります。
配布した経緯
平成24年2月2日12時頃に、大雪の影響で武生駅に停車中のサンダーバード12号に乗車中のお客様に非常食の配布を行ったところ、賞味期限を約1週間(平成24年1月26日)過ぎているものを143個配布していたことが判明しました。
配布してから約40分後に賞味期限を過ぎていることに武生駅社員が気付き、当該列車が停車している敦賀駅に連絡し、敦賀駅社員が13時過ぎからお客様にお詫びし62個を回収いたしました。
これなどは賞味期限に対する知識がマスコミに全くないことを端的に表しています。前回でも触れましたように賞味期限とは
"おいしく食べられる期間” (これも曖昧ですが!) を示しているのであり、別に腐ったものではないのです。
非常時にJR側が取った対策としては問題は全くありません。むしろこのようなことを大袈裟に騒ぎたてるマスコミ側の認識不足が日本で食品のゴミを増加させているのです。
食品ロス (2017-02-01 15:23)
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糖度と賞味期限の関係 (2012-02-08 22:20)
Posted by 安儀製餡所 at 20:13
賞味期限
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