国立天文台のHPを読んでいますと以下の記事が載っていました。
今年の中秋の名月は10月4日です。
「中秋の名月」とは、太陰太陽暦(注)の8月15日の夜の月のことをいいます。
太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が「1日」となります。中秋の名月は、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。上の図のように、今回は新月の瞬間を含む9月20日が太陰太陽暦の8月1日、それから15日目の10月4日が太陰太陽暦の8月15日となります。
一方、天文学的な意味での満月(望)は、太陽、地球、月の位置関係によって決まります。満月とは、地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間(月が太陽の光を真正面から受けて、地球からまん丸に見える瞬間)の月のことを指します。上の図のように、今回は10月6日3時40分に満月の瞬間を迎えます。
月は地球のまわりを公転しながら、およそ29.5日の周期で満ち欠けを繰り返しています。しかし月は、この周期の半分の14.75日で必ず満月になるわけではありません。これは、月の公転軌道が完全な円形ではなく、少しつぶれた楕円形をしているためです。月が地球に近い位置にあるときには公転のスピードが速く、反対に、月が地球から遠い位置にあるときには公転のスピードが遅くなります。このため、新月から満月までにかかる日数は13.9日から15.6日と大きく変化します。今回は、新月から満月まで15.5日ほどかかっています。
このような理由により、中秋の名月と満月の日付がずれることが起こります。しかし、満月前後の月はとても明るく見ごたえがあります。今年の中秋の名月も、満月と遜色のない美しい月を楽しむことができるでしょう。
要は今年の10月4日の月はどうやら完全な「満月」ではないということです。
ところで「月見団子」ですが、どうも地域によってそのかたちは様々なようです。
したがって大阪府製餡工業協同組合で月見団子のポスターを作る時もこの点が問題になり結局のところ月見団子の絵は載せませんでした。
そこで湖面に映る月を眺めているウサギという構図にしました。
(PDF: 849.36KB)
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Posted by 安儀製餡所 at 22:59
安儀通信
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